紺碧の夜に

140文字では足りない にじみだすような思い

納豆卵かけ玄米ご飯を、職場で食べている

1月になってから、会社で食べる昼ごはんの8割を、納豆卵かけ玄米ご飯にした。

 

私は、納豆が好きだ。

私は、たまごが好きだ。

私は、玄米が好きだ。

 

その全てを堪能できる、納豆卵かけ玄米ご飯は、私にとってとてつもなく美味しいものなのである。

 

週末、ひとり自宅でご飯を食べるとき、なにか作るのが面倒なときだけでなく、いっそのことワクワクしながら、納豆卵かけ玄米ご飯を食べたりする。

 

誤解無きよう書いておくと、私が食べる納豆卵かけ玄米ご飯は、「ご飯の上に納豆を乗せてその上に卵黄♡」のような可愛らしいものでは無く、完全に全てを混ぜたものである。なぜならその方が味が均一になるから…。

 

え?見た目汚いって??

知るか。食べればどちらも同じだわぃ!

 

とまあ、手軽に作れて栄養価が高く、玄米故に咀嚼回数も増えるという、とてつもなく素晴らしい食事である納豆卵かけ玄米ご飯を、会社のお昼ごはんできたらいいのに…と思ったのがはじまりだった。

 

とはいえ、狭く薄暗い給湯室で、卵を混ぜ、納豆を混ぜ、そこに玄米をぶち込みグチャグチャかき混ぜている39歳の総務オンナはさぞかしホラーだろう。

(余談だが、卵をとくあの音って、確実に「卵を溶いてる!」ってわかるよね。日本人のDNAに染み付いてるの?不思議。)

 

ということで考えた。

よりホラーみの強い「卵を溶く」「納豆を混ぜる」の部分を、家で済ませることにした。

 

円柱形の保存容器に、卵を割り入れ溶く、納豆は付属のタレを入れて混ぜる。そして、卵が入っている保存容器に混ぜた納豆を入れる。少しだけ醤油を足し、納豆と卵液を混ぜ合わせる。

 

この状態まで準備する。

玄米は、まとめて炊いて約100gずつ冷凍してあるので、それを持っていく。

 

職場に付いたら(車で20分)、冷蔵庫に入れておく。

お昼になったら、玄米をレンチンする。

卵液と納豆がはいった保存容器と、レンチンした玄米を持って自席までいき着席。そして容器に玄米をぶち込む。

 

………完璧だ。

卵や納豆や玄米をグチャグチャかき混ぜるホラー女の姿を晒すことなく、大好きな納豆卵かけ玄米ご飯が食べられる。

 

いや、案ずるな。

コロナの影響もあり、隣席に人はいない。1番近い人でも2mの距離はある。

恐らく納豆の匂いは撒き散らしていないはずだ。

 

まて!案ずるな!!

容器は給湯室で洗っている!帰宅してから変質した納豆臭に襲われることもない。

 

まてまてっ!案ずるっなっっ!!

容器をスポンジで洗うときは、ちゃんとぬるま湯でかつ手で予洗いして、ヌメリは全て落としている。

 

かくして、職場で大好物を食べることに成功した私である。

職場でのお昼なんて味気ないけれど、好きなものが食べられるのは嬉しい。好きなものなので毎日同じでも構わないという私の性質があるからこその、楽チンお昼ごはんである。

 

オチはない。

以上。